目次
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脳はいつでもアップグレード可能
- 生まれつき脳の回転が遅くても改善できる。
- 運動すると脳機能を改善できる。
- 60歳の人を対象に実験。ウォーキング運動した人は健康になるだけでなく、脳機能も改善した。さらには自発的に行動したり、計画を立てたり、注意力を制御するなどの機能も向上した。
- 体を活発に動かすと脳が若返る。
慢性的なストレスは脳機能を低下させる
- ストレスを感じるとコルチゾールが分泌。
- コルチゾールにさらされ続けると海馬や前頭葉は萎縮する。記憶力、空間認識が低下する。抽象思考、分析思考ができなくなる。ストレスを感じやすくなる。ストレス状態はずっと続くようになる。ブレーキが壊れた状態になる。
- ストレスがストレスを呼ぶ、悪循環になる。
- 運動をするとブレーキが復活する。海馬の動きが活性化し、前頭葉の機能が向上する。
運動でストレス耐性が強くなる
- 運動はコルチゾールを減らす。
- ストレスに対して過剰反応しにくい体になる。
- コルチゾールの分泌を減らし、ブレーキ機能も改善する。運動はストレスに対して二重の対策となりうる。
- 最初は運動するとコルチゾールが出る。運動が終わればストレス反応を必要としなくなり、コルチゾールは分泌されなくなる。これを繰り返すと分泌されるコルチゾールの量はだんだんと増えにくくなる。運動以外のストレスを受けた時もコルチゾールは分泌されにくくなる。
運動をすることで集中力が高まる
- ドーパミンの分泌量が増える。集中力が上がる。
- 運動を終えた後はドーパミンの分泌量が上がり、数時間持続する。
- 運動の後は集中しやすくなる。
運動により気分のムラやうつ状態を改善できる
- うつ病の症状を最終的に取り除いてくれるのはタンパク質BDNF。脳内で合成されるタンパク質。
- うつ病患者はBDNFの分泌量が低い。
- BDNFは飲んだり、注射しても脳に到達できない。
- BDNFは有酸素運動で増える。一旦増えたBDNFは数日程度では下がらない。
- BDNFによりやる気をアップできる。
運動により創造性が高まる
- 実験で新しいアイデアを出す能力を測る。歩きながらアイデアを出す人とそうでない人の成績は60%の差があった。
- ウォーキングミーティングを取り入れる企業もある。
運動により脳の老化を遅くできる
- 前頭葉は加齢と共に萎縮する。萎縮の進み具合はカロリーの消費量と関わる。よく動いてカロリーを消費する人は前頭葉の萎縮が遅くなる。この効果は何年もかけてカロリーを消費し続けることで効果が見えてくる。日常的な運動習慣を持つ必要がある。
- 運動している女性の脳はそうでない人より3年若い。
- 意識的に歩くだけで認知症の発生率を40%下げられる。
- 高い効果を得たいなら最低30分のウォーキング。脳のコンディションを最高の状態にしたいなら週に3回、45分以上のランニングを行う。半年続けると効果を感じられやすい。