目次
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お金を持っただけでは幸せにはなれない
- 重要なのはお金をどれくらい持つかではなく、どう使うか。
- 莫大なお金を稼がなくても、お金の使い方を間違えなければ誰でも幸せになれる。
お金の価値は年齢と共に逓減する
- お金の価値は歳をとるごとに小さくなっていく。
- 健康で体力があるうちに使ったほうがいい。若いほど金から価値を引き出す能力が高い。使って得られるものが大きい。経験を通して楽しむ能力が若いほど大きい。
- 歳をとると欲望は低下し、健康レベルも下がる。お金を使って得られる楽しみ、引き出せる楽しみは減っていく。
- 空腹の時のケーキ、夏の暑い時のビール。最も欲している時で、かつ最初が一番美味しい。私たちはあらゆるものに慣れる。一つのものに満足し続けることはできない。結婚する、受験に合格する、給料が上がる。最初が一番幸福度が高い。ただそれにもすぐに慣れ、平凡な毎日がやってくる。
- 若いうちにお金を多めに使い、老後は支出を抑えるという方針もあり。同じお金を使うにしても若い頃のほうが楽しみを引き出せるなら、80代に使うべきお金の一部を50代で使うのなどはあり。
- 目的もなく貯蓄することに意味はない。その代償として若さや経験を差し出すことになる。
- 逆に意味もなく散財しても幸せにはなれない。賢く使うことが重要。
幸せになれるお金の使い方
- 今しかできない経験にお金を使う。今しかできないことが自分に問う。卒業旅行、新婚旅行。その時にしかできないものは投資すべし。後でも買えるものなどは後に回したらいい。豊かな経験は追体験でいつまでも幸福を得られる。経験に投資をすることは幸福に繋がりやすい。
- お金と時間を交換する。時間に余裕がなければ活動レベルは低くなり、誰かのために時間を使えなくなる。お金は後から取り戻すことができる。時間は二度と取り返せない。お金より時間が大事。時間に余裕を生むためにお金を使うことは投資としてあり。家事代行をお願いする、仕事を委託するなど外注できるものはないか考える。所得に関係なく、お金で時間を買う行為は幸福につながる。
- 支払いと消費の順序を逆にする。システム、ITが発達して消費が先、支払いが後が普通になってきている。消費は後のほうが幸福度は高まりやすい。将来手に入る予定のもののほうが、すでに手に入れてしまってるものより多くの喜びをもたらす。旅行前の数週間のほうが、旅行後の数週間より幸福度が高い。消費を予定に入れておき計画的にお金を使う、衝動的に買うより多くの幸福感を得られる。