目次
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節約に人生を捧げる男
- トッドは生活のあらゆることを節約する。快適さよりも節約を優先し、年休9万ドルのうち、95%使わない。支出は4500ドル。
- 家はビニールで覆われている。売る時に高く売るため。暖炉やサブのトイレなどは不使用。
- 車もビニールで覆われている。売る時に高く売るため。車の後部座席で服を乾かす。
- 電動ガレージはもったいないから切った。
- 妻とはこの生活に耐えられず離婚。結婚前もすべての支払いは彼女が行なっていた。クリスマスプレゼントはスナック菓子だった。節約生活を一緒に続ける中で不安症になった。
- 時間があればボトルや缶を集める。トッドは言う「人にとってはゴミだけど、小銭が転がっているように見える」
- 冷凍庫に服を入れる。洗濯代を節約するため。詰めることで電気代も節約できるらしい。
- リセールバリューに含まれないバスタブは好きに使う。洗濯をして、スープをあっためる。電子レンジ代がもったいないから。
- 食料品は訳ありの捨てられる直前の値引きされたものを交渉して買う。トッドは言う「お買い得なものを手に入れるとその日は最高の気分だ」。最安値だと見極めたら買い占めて冷凍庫に放り込む。妻はどのようにトッドが肉を買うかを見て、気持ち悪くなり、ベジタリアンになった。
- レストランでは基本何も頼まない。他人が残したものを持って帰る。
- 氷はホテルで補充する。
- トッドは言う「何年もの間、節約のアイデアを考え続け、もっとできないかと極端になっていった。」
- 部屋全体に空調を使うのはもったいないからクローゼットで寝る。
- トッドは言う「きっと僕は変わらない、根っからのケチなんだ」
面白いけど絶対真似したくない(笑)
- 快適さを完全無視できるのはすごい。おそらくトッドの頭の中で節約がゲーム化されていて、何よりも楽しい状態になっているんだと思う。トッドはいいけど、奥さんはかわいそう。
- 快適に生活するが別に楽しくないから、リセールバリューをキープする方が楽しいになっている。
- 使わない暖炉、部屋など買う時にもっと小さい部屋に住もうかとかなかったのか。奥さんの要望だったのかな。
- 承認欲求、奥さんの幸せ、家族の幸せ、それよりも節約が楽しいっていう状態。どこまでの節約をすべきか、快適さを優先させるか考えさせられる。
- ある程度生活に関わるものは消耗品と捉えて、自由に快適に使う方が普通の人は楽だけど、トッドの場合はそうではない。
節約と快適のトレードオフ
- 節約を優先しすぎると快適が減るトレードオフ。この感覚の最適解は人それぞれ
- 節約を優先するあまり、盲点となる場合もある。例えばトッドの例では缶やボトルを集める、ホテルに氷の調達に行く。同じ時間副業した方がいいのではとか、移動してる時のガソリン代とか考えると高くついてるのではとか、電気代はソーラーとか設置したらどうかとか。執着するあまり、経済的にも損してる場合があると思う。
- トッドの場合は脳内でゲーム化されているから節約することで損していたとしても関係ない。ただそういう場合、周りはメリットないからすごくイライラするだろう。
学びまとめ
- これほどの過度な節約も脳内でゲーミングされれば何よりも楽しくなると言うこと。生産的なことをゲーム化することができれば資産となる。
- ヨーロッパに行った時に5000円とか払ってまずい料理が出てきた。すごい損した気分を味わった。マレーシアに行ったら100円で美味しい料理が食べれた。すごく幸せな気分になった。お金がいくらあったとしても、物価、最適にお金を使うことは幸福度に影響するとは思う。
- 相手や周りが不快にならない程度に支出を最適化することは重要。