【ヴィンチェンツォ】あらすじ・考察・感想・要約・学びまとめ【韓国ドラマ】

  • ヴィンチェンツォはイタリアンマフィアの凄腕弁護士。
  • イタリアでマフィアとして暗躍していたが、韓国のとあるビルの地下に眠る金塊を手に入れるために母国、韓国に戻る。
  • 金塊を手に入れるため、韓国でも弁護士として活躍するようになる。その中で裏で多くの悪事を働く大企業、バベルグループと戦うことになる。
目次
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    あらすじ・要約

    イタリアンマフィアの顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カサノは、あるビルに隠された金塊を手に入れようと、5年ぶりに韓国に戻る。しかし、大複合企業・バベルが再開発のためにビルを取り壊そうとしていることを知ったヴィンチェンツォ。取り壊しに反対する商店街店主達の代表で弁護士のホン・ユチョンに協力することになったヴィンチェンツォだったが、バベルの不正を暴こうとしていたホン弁護士が事故で亡くなってしまう。

    一方、ホン弁護士の娘で大手弁護士事務所・ウサンに所属するホン・チャヨンは、インターンのチャン・ジュヌと共にバベル側の弁護を務め、父であるホン弁護士に対立する立場にいた。しかし、ヴィンチェンツォからホン弁護士の死にバベルが関係していると聞かされたチャヨンは、ウサンを辞めることに。

    そして、父であるホン弁護士の事務所を継いだチャヨンは、ヴィンチェンツォと一緒に巨悪・バベルに立ち向かう。

    感情に流されず、本質を貫く

    いや、計画変更だ。・・・君のためにもそうすると決めた。チャンハンソクを殺しただけではバベルは倒れないだろうから君の戦いは終わらない。そんな戦場に君一人残したくないんだ。


    チャンハンソクによって多くの人が死んだ。その正体が明らかになった時、殺してしまいたい衝動に駆られそうだが、それをしたところでバベルは終わらない。本質を見極め、それを達成するためならあっさりと計画を変える。感情には流されない。

    仲間は宝

    真の友を得るのは宝を得るのと同じ。


    長話は嫌いなんだが、あなたが来るまで時間を稼いでました。

    チャンハンソクの正体をつきとめ、捕まえたい検事。ヴィンチェンツォはチャンハンソクを殺すつもりはなく、検事に止められるのを待っていた。そこから検事を仲間にし、バベルをさらに追い込んでいく。目的やゴールが同じ人間と次々と仲間にしていく。検事のように一度は仲間になって後で裏切る人間もいるが、それは本人の選び。仲間は多いほどいい。

    東に声して西を撃つ

    本当の狙いは労組の件じゃない。労組は相手の目を欺くためのもの。


    敵によそ見をさせておいて、予期せぬところを撃つ。本当の目的を達成するためにいくつかのダミーを放つ。人は一つのことにしか集中できないから、油断が生まれる。その隙に真の目的を達成する。

    この手法は敵対関係以外でも色々な場所で応用できる。ダミーが有効であるほど、一つのものに対する注意は薄くなる。

    鳩の恩返し

    インザーギはそんな奴じゃない。あいつを悪く言うな。かわいそうじゃないか。


    別の方法で解決した。インザーギに餌をやらないといけないからね。


    鳩のインザーギに散々部屋を荒らされるヴィンチェンツォ。イライラしながらも、だんだんと愛着が芽生え、餌を与えるようになる。イタリアンマフィアの刺客によって最大のピンチを迎えたヴィンチェンツォ、それを救ったのは国家情報院でもファミリーでもなく、鳩っていう・・・

    悪人を見分ける基準

    本当の悪人か見分ける基準は悪事を働く時に恥と思うかどうかだ。お前は悪人だな。


    裏切り者をすぐに殺すのは、あまりに寛大だ。

    ヴィンチェンツォを裏切る検事。ヴィンチェンツォはその検事が裏切りを恥と思ってないのを見て、許さないことを決める。誰でも許せばいいわけではない。その人の本質を見極める。一生こいつは変わらないだろうと判断するなら、決別を決断することも時に大事。

    弱いほど人生は重くなる

    人生が重いのではなく、お前自身が弱いんだ。自分が弱ければ弱いほど人生はさらに重くなる定めなんだ。


    事実に関心がないから迷信にハマるんだよ。

    事実に関心がないから、安易な道を選ぶ。安易な道、怠惰な道を選ぶことが習慣となる。周りに迷惑がかかっても、悪いことだとしても安易な道を選ぶようになる。結果、どんどん人生が重くなっていく。

    弱いから人生が重くなっていく。その弱さはどこから始まっているか。「今」に対しての関心のなさだ。

    母親の愛

    息子がどう生きていようと関係ない。私の息子だもの。母親の目に焼き付いているのは自分に向けられた笑顔。あの可愛い顔だけ。ジュヒョン、そう呼ぶと私を見つめるあの顔。もしいつかまた会えたなら、話したいことがあるんです。すぐ迎えに行くと約束したのに、迎えに行けなくてごめんね。あなたを1日も忘れたことはないと。1日も。


    あなたは誰かにとって祝福であり、幸せであり、唯一の生きる希望だったと。おなかの中で胎動を感じた瞬間から今まで、私はずっとあなたのことを愛していたのよと。最後まで見守ってあげられなくて本当にごめんなさい。息子よ、私のジュヒョン。本当に心から愛してる。生まれてきてくれてありがとう。ごめんね。

    ずっと一緒にいても子を愛せない親がいる。離れていてもずっと愛し続ける親もいる。子を産んだからといって親にはなれない。子を愛して初めて親になる。

    敗北は恐怖と共に始まる

    なぜお前らを生かしたと思う。面倒だから。やるべきことがあるのに余計な手間が増えるから。雑魚どもが死んだって俺には関係ない。でももう死んでもらう。


    苦痛のない死は祝福だ。これからお前たちに二つやる。死より辛い羞恥心。そして苦痛がじわじわと増すような死を。


    俺は復讐ではなく、チェスをやろうと思ってる。今日はポーンを動かす。


    今日からお前とチェスをやる。お前の駒を一つずつ消す。最後はお前一人が残る。怖くて恥ずかしいとは思わないか。残念だがお前はもう負け始めている。敗北は恐怖と共に始まる。


    タワーを倒すついでに、多くのクズどもをそこに埋めてやろう。

    大切な人を殺され、復讐の鬼となるヴィンチェンツォ。そんな時でも感情的にはならず、チェスをするだけと言う。すぐには殺さず、駒を削っていき、じわじわと恐怖を与えていく。

    真の兄弟

    会長になったところで、何も得はないんで。どうせ操り人形ですよ。だから断ったんです。このままだと怪しまれるから、このへんの肉厚な部分をちょっぴり銃で撃ってください。


    反省とは口先だけでなく、変わろうと行動することだ。先はわからないが、今は行動できている。


    なぜかあなたが兄貴みたいで。不思議なんだ、怒られても嬉しいし、ホッケーをやっていても楽しい。こうやって飲んでも気楽だ。そんな感じ。


    俺は後悔のない道を選びます。


    生まれて初めて誰かの役に立てた。兄貴お願いします。ありがとう。本当にありがとう。

    対インターポールでのチャンハンソの寝返りは感動。暴力をふるい、支配しようとする実の兄よりもヴィンチェンツォに兄弟愛を感じるようになるハンソ。義理のある男に成長していく。

    最強のクソ

    清廉潔白なんて望んでないの。最強のクソを目指しているんです。


    人生を進めば靴は汚れる。靴が汚れることを恐れていては進むことはできない。清廉潔白は望まない。強くなることを願う。

    年齢の意味

    歳は地位じゃない、責任の重さを表すものだ。


    年齢にあぐらをかく人間がいる。年上だから無条件敬えと。年齢は地位を示すものじゃない。責任の重さを示すものだ。それを理解していないと、いつしか老害、毒親と呼ばれるようになるだろう。

    バベルというメタファー

    バベルの塔は聖書で高慢の象徴として登場する。結局、バベルの中枢の人間は全員惨たらしく殺されるわけだが、引き返すタイミングは多くあったはず。少なくともヴィンチェンツォが一人で乗り込んできた時に手に負えない人物だとわかったはず。それでもハンソクや側近はヴィンチェンツォと争うことをやめなかった。高慢な人間は自分の力、能力以上に自分を見せようとする。その結果は自分で受け入れないといけない。

    正確に自分の現状について把握する。それが思ったよりも弱いなら、頑張って強くなろうと努力すればいい。謙虚になって自分の弱さを示すシグナルを見逃さないことが大切。最悪な結果を迎えてから、悔い改めても遅い。

    カサノファミリー

    私たちは弱者だと思っていたけど、違ったの。必死に戦おうとしなかっただけ。今後は強気で行く。一緒に戦わせて。先生、私たちはカサノファミリーなんですよ。


    大した力になれなくてもいいんだよ。気持ちが伝われば。何かできることがないか考えてみましょう。


    仲間とは二つの体の中に、一つの魂が宿るもの。私も痛みを感じるから、どうか怪我をしないでね。

    商店街の住人がだんだんとヴィンチェンツォのファミリーになっていく。大した力になれないとしても、気持ちが伝わればいいと努力してみる。その中で力はつき、もっと貢献できるようになる。最初は何かしようとする思いから始まる。

    夜叉と羅刹を従える多聞天

    俺は夜叉と羅刹を従える多聞天。


    野蛮な時代?この世が野蛮じゃない時代なんて一度もない。


    悪党はとにかくしぶといんだ。愛することさえも。


    二日前にルチアーノファミリーを葡萄畑の肥やしにして、マルタにあるオリーブ農園を手に入れた。俺は今も悪党で正義になど興味はない。正義は軟弱でうつろだ。それではどうやっても悪党に勝てない。無慈悲な正義がこの世に存在するなら俺は喜んで屈する。悪党も平和を望んでいるからだ。だがそれは叶わないから、新たな趣味ができた。クズを始末すること。そうしなければ、俺がクズに埋もれてしまう。最後に悪党として伝えたいことが一つある。「悪は強く果てしないものだ」

    仏教の四天王の中には多聞天という武神がいる。多聞天は夜叉と羅刹という悪鬼を従えて、お釈迦様の教えと衆生を守っておられる。罪深い人はお釈迦様のようにはなれない。だから夜叉と羅刹を連れて人々のために闘う。そうすれば時々、お釈迦様が褒めてくれるだろう。