- 人がなぜ動くのか、モチベーションとは何か、行動に駆り立てるのは何か。
- アメとムチが機能しなくなってる。モチベーション3.0は内なる動機。心からやりたいかどうかということ。
- アメとムチが効果あるのは単純な作業のみ、そうでない作業である場合逆効果、マイナスとなる場合もある。
- 一番強いモチベーション。内なる欲求。ただ喜びだからやる。報酬でも、生理的欲求でもない。
- ウィスコンシン大学の研究。サルは報酬の準備、生理的欲求の刺激をしなくても準備した仕掛けをとこうとした。報酬を準備したら生産性が上がると考えたが、逆に生産性、成功率は下がった。
- 好きなゲーム。報酬を与えると長期的なモチベーションを失う。
- なぜご褒美は機能しないのか。好きな仕事を退屈な仕事に変えてしまうから。交換条件付きの報酬で内なる報酬が消え去る。子供に絵を描かせる実験。報酬をもらえるとわかってるグループ、報酬をもらえることを知らないグループ、報酬を与えない。報酬をもらえるとわかってるグループは興味関心を大幅に失った。誰かの意図によって動いてる状態。誰かに動かされてると認識する状態でモチベーションを失う。
- モチベーション3.0を使いこなせ。外部からの欲求よりも内部からの欲求エネルギーを源とする。活動によって得られる報酬よりも活動そのものから生じる満足感を求める。
- 自律性/自らの意思で決めること。熟達/上達を目指して打ち込むこと。目的/大きな目的があること。
- 自律性。仕事で社員が自由にできる部分を増やすこと。何をするのか、いつするのか、どのようなやり方でするのか、誰と一緒にするのか。自由に決める。
- 熟達。自分が行ってることが価値があると認識すること。学習目標を決める。フランス語のテストでAをとるのではなく、フランス語が話せるようになる状態を想像する。達成したらどういう状態になれるかを想像できる。
- また熟達するための方法と環境が整っていることも重要。簡単すぎない、難しすぎないレベル設定。目標に対するフィードバックがすぐに返ってくる状態が良し。
- 目的。ただ金持ちになりたいなど利益志向型の目標は不幸は助長する。手に入れたとしても自分が本当に欲してるとは限らないから。いっそう高い報酬や他者からの承認を求めるようになる。さらに不幸になる。正しい目標の設定は目的志向型。誰かに貢献する、社会に貢献する。これがモチベーションにとってベター。