目次
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問題と向き合う
- 高校入学後、女子野球部に入部した舞。エースピッチャーとして活躍するが、勝ちを求めるためハードな練習を周りに強要するようになる。苦言をていする美希に舞は反発、喧嘩になる。そんな関係の中、追い討ちをかけるような事件が起きる。舞の投げた球が美希の手にあたり、大怪我を負わせてしまう。野球から離れた舞はボールすら投げられない状態になってしまう。舞の心をケアするため智弘が説く最後の野球論とは。
一歩踏み出す勇気
みんな最初は今のお前と同じように弱音を吐いていたよな。それでも彼女たちはみんな、一歩前に進んだ。怖くても、情けなくても。踏ん張って歯を食いしばって前に進んでたじゃないか。お前ずっとその姿を見てきたんじゃないのか。
- 投げるのが怖い。短い距離からキャッチボールしてみる。少しずつ距離をあけてみる。
- 何か恐怖やトラウマがあり、それが人生に悪影響を与えているとしたら向き合う必要がある。短い距離からキャッチボールをしてみるように、小さいことから、できることからやってみる。
情熱があれば乗り越えられる
「野球が好きか?」「大好き。」「なら大丈夫だ。」
美希もやれることから始めてるから。自分が先に野球部に戻ってちゃんとプレーできるところを舞に見せたいって。そしたらきっと舞も戻ってこれるからって。
- デッドボールによって怪我を負った美希も、舞が部に戻ってこれるようにできることをやっていた。それを知り舞は涙し、部に戻る決意をする。
- 小さいことから始める。これは簡単なようで難しい。最初の一歩が一番大変だ。始められるかどうかでその後の歩みは大きく変わる。