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噛み合わずに争う夫婦
- 舞がバッティングセンターに行くと、智弘が戸惑っている。常連客の沙織の息子・優斗に懐かれてしまったからだ。遅れてやって来た沙織は、到着するとバッティングスペースへ。打席に立つ優斗を大きな声で笑顔で応援する。ぱっと見は幸せそうに見える親子、伊藤は問題を抱えていることを見抜く。その読みの通り、家では夫婦喧嘩が絶えず、優斗を苦しめていた。
- 新しく事業に挑戦したい夫と安定した生活を求める妻は噛み合わない。お互いが息子のためと言う。常に喧嘩をする親に幼い優斗は辛い日々を過ごす。
失敗を許容して、チーム、夫婦、家族としての成長につなげる
- キャッチャーの妻、ピッチャーの夫。9回のピンチに自分の投げたいボールで攻めたいピッチャー。マウンド上でも喧嘩する。お互いが自分のしたいことだけを主張し、譲らない。
- ただ向き合うのでは不十分。しっかりと人生をかけて向き合うことが大切。長期的視点を持って向き合い、話し合う。長期的に互いの成長、成功につながるのならリスクをもって挑戦してもいい。
- そんなピッチャーに里崎は「お前はどう投げたいんや?」と聞く。「ストレートで勝負したい」という夫。里崎は「よし、それでいこう。その代わり自分の投げる球、しっかりと責任持って投げろよ」という。
- 結果、夫が投げたストレートはホームランを打たれる。
- あれでいいという監督。人生は長いシーズン。バッテリーの呼吸が合えばシーズンは勝てる。里崎はそれを見越して自由に投げさせてやったんだと。打たれてもいいと覚悟を決めて。
協力して人生という試合に勝てということ
- なんでも言うことを聞けということではない。誰かのしたいことをただ受け入れろということでもない。協力して長期的視点で互いに成長して目標を達成すること、それが重要だ。
- 互いのWantをぶつけてるだけでは関係性は進展しない。
- 挑戦して、失敗して。失敗したならどうしたら次にチームで勝てるか死ぬほど考える。失敗に責任を持つ。それを繰り返してチームとしての成長、成功につなげていく。
長期的視点を持って互いに向き合う
- キャッチャーは長い目でピッチャーと向き合い、勝負に勝たせてやる。
- 目的は家族というチームで互いに成長し勝つこと。自分の意見を通すことではない。
- 夫の本気度を知って、応援することを決めた妻。妻は言う「付き合うよ、家族だもん。でももしダメだったら、アルバイトでもなんでもして、家族を守ってよ、あんたの好きにしろっていう話じゃないからね」。
- 「どんなことをしても死ぬ気で家族を守るから」という夫。