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家に帰るのが怖い「帰宅恐怖症」
- 40代男性の事例。結婚して3年、3歳の子供がいる。
- ゆっくりしたいのに質問攻めされる。今日どこいた、誰といたと聞かれる。警察の取り調べをずっと受けている感じ。浮気を疑う妻の言動。帰りたくないから帰るのが遅くなる、さらに疑われるの負のループ。家についてもとりあえずコンビニに寄ったりする。妻の行動はエスカレート、スマホを使って行動を監視するようになった。
- 浮気をしているならしょうがないけど、していなかったのに言われると自分が信用されていないと思う。それが積み重なると自分が悪い人間なんじゃないかと思ってくる。
- 帰宅恐怖症になりやすい人の特徴:生真面目な人、責任感が強い人、自分の意見を伝えるのが苦手な人。夫婦関係で問題があった時に自分だけが我慢してしまう人。
- 症状:思考停止になる。物事が考えられなくなる。鬱っぽくなる。
- この男性の場合、帰宅恐怖症は一年半に及び、別居して修復不可能と判断。離婚調停を始めた。離婚調停が進む中で本音で話す機会が生まれた。お互いの良い部分を改めて話し合い、和解できた。帰宅恐怖症を克服できた。
- 男性は言う「話し合うことが大事。ただ中々話し合えないのが夫婦。不毛な話し合いをするのではなく、感情的にならずに話す。お互いルールを決めて守っているうちは互いを責めないことが大切」
帰宅恐怖症を克服する「論破禁止」
- どんなに相手が悪くてもあなたの責任ですとすると論破になり、対話にならない。
- 結論を出さなくてもより良い方向に持っていけるように対話をする、信頼を築くことが大切。
- 結論を最初から決めない。純粋に困っていることを伝える。お互いの良い部分を認めながら、コミュニケーションをする。
- とにかく対話する機会を作ろう。
- 自分がやられてやな事はやめようというシンプルな原則をもとに着地点を決めていく。
- ルールを決めて、それがしっかりと誠意を持って守られるうちは信頼関係は改善できる。
帰宅恐怖症を克服する「定期で対話する機会を設ける」
- 定期、定例ミーティングは一定の効果があると言われている。議題があんまりないとしてもコミュニケーションする事で関係性はポジティブな効果を受ける。
- 問題が起きてからの話し合いは感情的になる。問題が起きる前に軽く話し合うことの重要性。
- 週一夫婦会議のように、どんなに忙しくても必ず話し合う機会を作る。