白人至上主義団体KKKから200人以上脱退させた男/差別主義を終わらせる方法
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    アメリカで最も過激な白人至上主義団体KKKから200人を超えるメンバーを脱退させた男

    • ダリルはミュージシャンとして活動していた。一つのショーの後、一人の白人男性が彼のもとにきて、ダリルの音楽がとても好きだと言った。
    • ダリルは彼にこの音楽は黒人音楽を起源につくられたものだと説明した。
    • 二人は座り、お酒を飲み、話した。その時その白人男性は自分は白人至上主義団体KKKのメンバーだと話した。
    • KKKは長期にわたり黒人を憎み、多くの殺人を行っていた。
    • ダリルは彼の告白にショックをうけたが、彼の話をしっかりと聞こうと思った。
    • その後二人は食事をしたり、お互いの家に行ったり、人生や音楽について話す友達になっていった。
    • ダリルは彼にKKKでリーダーとしての役割をもっている友人を紹介してもらうように頼み、彼の友人とも友達になろうとした。
    • 当初は肌の色の違いに関する差別発言を言われたりもしたが、話していくうちに彼の友人とも少しずつ打ち解けていった。
    • そのリーダーはダリルの友達となり、KKKをやめた。彼に従っていた多くの人も団体をやめた。
    • 現在までに200人を超えるメンバーがダリルと関わることでKKKを脱退している。

    憎しみ合う代わりに座って語り合うことを選ぶ

    • 差別主義者と話す時にダリルは必ず言う。「あなたの考えには同意できない、あなたの考え方はリスペクトできない。ただ私はあなたをリスペクトしている。」
    • 「あなたは私と同じ人間、あなたにはあなたが考えてることを話す権利がある。」
    • 「面と向かって語り合うのなら、相手を憎むことは難しい。」
    • 白人の友人を増やしていくダリルに対して、黒人の友人はダリルの活動を裏切り行為だと非難した。ダリルは言う「彼らは私を非難することで差別と戦っていると思っている、実際は差別主義に燃料を与えてるんだ。本当に差別を終わらせたいなら、根本を解決しないといけない。それは相手に対する無知だ。どうしたら無知を解決できるか、語り合うことだよ。」
    • 「KKKのメンバーは無知に支配されてるわけではない。語り合う機会がまだなかっただけ、軋轢を解決する機会がまだなかっただけだよ。」
    • 「二人の敵同士が語り合う時、彼らは戦っていない。彼らは話している。会話が終わったときにはその場所は肥沃な場所になっている。」

    憎しみは差別を解決しない

    • 憎しみをぶつけるのではなく、よく語り合い、相手の話を聞くことが大切。
    • ダリルは言う「私は誰も改心させてない。考える理由、機会を与えただけ。私は彼らにとって初めての黒人の友達になった。彼らは最初、私のことを恐れていた。少しずつ、打ち解けて行く中で私を恐れなくなった。そして彼らは気づいたんだと思う、私達は全く別の生き物というより同じ人間、同様だということにね。」

    誰も差別主義者として生まれない。

    • 最初から差別主義者の人はいない。誰かがその種を植える。その反対にダリルのようにその種を抜くこともできる。
    • 無知が様々な軋轢をもたらす。無知を解決するにはまず語り合うこと。

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