- 嫌いなもの、何かを嫌いなのには理由がある。
- 嫌いは脳に備え付けのアラーム機能。自分を守るために必要なもの。
- 嫌いの感情を考察することで自分にとって大切なものは何か、何を捨てるべきかを知ることができる。
- 嫌いは強いエネルギーになりうる。この感情を抑え込んだり、捨ててしまうのは勿体無い。
- 嫌いという感情を有効活用しよう。
- 嫌いという感情は蓄積された情報から脳が合理性を持って判断している。
- 嫌いには二種類ある、理性的な嫌い、本能的な嫌い。理性的な嫌いは眼窩前頭皮質で判断する。これは物事の価値を見極め、判断をして、より良い選択をするための機能を持っている。本能的な嫌いは扁桃体で判断する。これは快、不快を判断する中枢。
- 理性的な嫌いは我慢できる。本能的な嫌いは回避することが難しい。パブロフの犬の恐怖バージョン。ただし理性的な嫌いが更新されて本能的な嫌いが影響を受けることはあり得る。思春期の女性が本能的に父親を嫌う、大人になって頼りになると好きになる場合。
- 食べ物に対する好き嫌いの反応も一つの大事な反応なので無理に克服する必要はない。何らかの理由で自分の脳が不快の反応がでるよう学習しているということ。ストレスの方が体に悪い。無理に食べる必要はない。
- 人は嫌いという感情を共有してコミュニティの結束を高める場合がある。その中の一人一人が本当に嫌いか見るとそうでなかったりもする。
- 協調性が高いほど収入は低くなる傾向がある。つけ入られ搾取される場合がある。まずは利己的になり自分の利益を守る、その上で所属する集団の利益も最大化していくことが重要。
- 自分が消耗する部分に関しては利己的に、消耗しない部分に関して利他的に。
- 嫌いをポジティブに転換する。嫌いを何かのせいにする、そのまま放置するのではなく、その嫌いを自分はどう扱うのか、ここから学べることはないのかと嫌いへの対応を転換していくと学びは大きくなる。
- 好きという感情だけでなく、嫌いという感情も大切にすることで自分についてもっと知ることができる。自分を知ることができれば、自分にとって何がプラスに働くかがよりわかるようになる。
- 「嫌い」は重要な学習機会になる。