- 全くもって無意味だ。どんなに夢や希望を持っていても。幸福な人生を送ることができたとしても。岩で体を砕かれても同じだ。人はいずれ死ぬ。ならば人生には意味がないのか、そもそも生まれてきたことに意味はなかったのか。死んだ仲間もそうなのか。あの兵士達も無意味だったのか。いや違う。あの兵士達に意味を与えるのは我々だ。あの勇敢な死者を、憐れな死者を、思うことができるのは生者であるある我々だ。我々はここで死に、次の生者に意味を託す。それこそ唯一この残酷な世界に抗う術なのだ。
- この世に真実などない、それが現実だ。誰だって神でも悪魔にでもなれる。誰かがそれを真実だと言えばな。
- その行いが報われる日まで進み続けるんだ。死んでも、死んだ後も。これはお前が始めた物語だろ。