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ネジロウ/道脇裕氏について
- 絶対にゆるまないLRネジを発明。ネジの常識だったらせん構造をやめて、右回転、左回転両方で締めれる。右回転のナットと左回転のナットを重ねてしめると振動では絶対にゆるまなくなる。Gショックなど様々なところに採用されている。
- 「できる前提に立てばできる。」
- 企業の様々な問題を発明で解決している。
- これまで取得した特許は500件以上。
- ネジ、コンクリート、コロナ対策、発明品は多岐にわたる。
- 2時間しか眠れない。夢の中で思考できる。発明したい課題について考えてから眠ると夢の中で考えられる。
- 発明以外のことに頭は使わない。ボールペン、ズボン、レモンティー、すべて買いだめして同じものを使う。
- 父は大手化学会社の研究所所長、母は物理学の助教授。小学校でもらった教科書は1週間で全教科全部読み切ってしまった。小学校高学年になると授業が退屈になった。分かりきった内容に付き合わないといけない。拷問のように感じた。小学校5年で自主休学をした。中学や高校には行かず色々な職業を体験した。
- 19歳になったある日、脱輪事故に出くわす。その時ゆるまないネジの構造を思いついたが、それで満足して形にはしなかった。20代は部屋に引きこもり7年間好きだった数学の研究に没頭。ニートのような生活をしていた道脇氏に社会に出るきっかけを作ったのが大手IT企業の顧問をしていた岩渕正詔さん。友人を通じてたまたま知り合った。度々飲みに誘い、発想力を社会に生かさないかと3年間口説き続けた。岩渕さんはがんで倒れてしまう。道脇氏が見舞いに行くと岩渕さんからゆるまないネジの事業計画書を渡された。岩渕さんの死後、1年、道脇氏はゆるまないネジを開発。ネジロウを創業する。
- 社会に出ようと思ったきっかけは岩渕さんの真心、晩年の貴重な時間をさき、世の中に引っ張り出そうとしてくれたことに応えたいと思った。
長持ちするコンクリート
- コンクリートに寿命がくるのは気泡が原因。
- 振動によって気泡を7割除去する装置を開発。コンクリートの寿命は4倍に増えた。
不可能と言われる問題に立ち向かう時に重要なこと
- 対象の課題を分析して本質的な課題を見極めるのが第一。
- 理想がどうあるべきかを見極めて「理想と課題」のギャップを理解する。
- そのギャップを埋めるだけ。こういうアイデアならギャップは埋まると。
- 専門領域にこだわらず、解決できるアイデアを持ってくる。その分野で非常識でも解決できれていれば問題ない。
新型コロナウィルス、変異種を不活化できる空気清浄機を開発
- 紫外線を装置の中で高度な反射率で反射、往復させる。
- 高密度な紫外線空間を作るとコロナウィルスは不活化する。
- 99.999%不活化に成功。構造的にはすべてのウィルスの不活化が可能。