目次
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良い文章を書けている自信はありますか?
- 現役のライターである著者二人が文章の書き方に関する名著100冊を読みこみ、プロが持つ共通のノウハウをランキング化した。
- この本を通して文章を書くコツを重要なものから順番に身につけることができる。
文章は技術である。7つの基本ルールさえ押さえれば、簡単にわかりやすい文章を書くことができる。
- 7つのルールとはシンプル、型、見た目、推敲、わかりやすい言葉、比喩・例え話、接続詞。
文章はシンプルに
- なくても意味が通じる場合は削る。余計な言葉はとにかく削って簡潔に。少しでも長いと感じられたらその文章は読まれない。短くてシンプルな文をくれる人の方が優秀に感じられる。読みての負担を軽くしてくれる。シンプルにすることで文の意味が通じやすくなる。
- 1文の長さの最長は60文字以内。短い方がいい。
- ワンセンテンスワンメッセージ。1文につき1つのメッセージ。わかりやすく、1文を短くできる。
伝わる文章には型がある
- PREP法:結論、理由、具体例、結論。説得力の高い文章を書くことができる。わかりやすい、伝わりやすい文章を書ける。また自分も楽に文章を書くことができるようになる。
文章も見た目が大事
- 余白で読みやすい印象を与えること。適切に改行、5−6行で改行。ブログやSNSだと2−3行がベター。
- ひらがなと漢字はバランス重視で使い分ける。ひらがな2−3割、漢字7−8割。ひらがなにした方がいい漢字もある。記者ハンドブックをチェックしよう。
文章は必ず推敲する
- よりよい文章になるように練り直すこと。時間をおいて読み直す。より客観的に自分の文章を見られる。理想は1週間、最低1晩。
- 数回に分けて作業をする。6時間かかるものなら2時間ごと日を変えて取り組む。
わかりやすい言葉を用いる。
- 目安は中学生でも理解できるかどうか。
比喩・例え話を積極的に使う
- 主張や大切なことを読みてに印象を付けることができる。
- 理解しにくい物事がわかりやすかったり、イメージしやすくなる。
接続詞を正しく使う
- 使いすぎも使わなすぎもだめ。必ずいれるべきは逆接。逆のことを書く場合は削ってはならない。彼は毎日10時間勉強した。しかし、彼は受験に失敗した。この場合、しかしを削るとわかりにくくなる。
7つのルールを押さえたうえで、ワンランク上の文章を書くためのコツ
- 思いつきはメモに、思考はどんどんノートに書く。
- 正確さこそ、文章の基本。
- 名文を繰り返し読む。
- 主語と述語はワンセット。
- 語彙力をつけろ、辞書をひけ。
- 句読点を適当に打たない。
- 段落はこまめに変える。
- とにかく書く、たくさん書く。
- わかりにくいと思ったら修飾語を見直す。
- 書き出しにとことんこだわる。
- 読みてを強く意識する。
- 「は」と「が」を使い分ける。
- 名文を書き写す、真似る。
気をつけるとさらに文章がよくなるコツ
- とりあえず、書き始める
- 何を書くか明確にする。
- 文末の「である」と「ですます」を区別する。
- 体験談で説得力を高め。
- 書き始めるまえに考える。
- 同じ言葉の重複を避ける。
- 見出しで内容を端的に伝える。
- 日頃から内面を豊かに耕す。
- 同じ主語が続くときは省略してみる。
- 考えるために書く。
- テクニックでごまかさない。
- 一番好きな文章を見つける。
- 的確なインプットでオリジナリティを高める。
- わかりにくいカタカナ語は日本語に。
- ビジネス文書、論文は話言葉より、書き言葉。
- ビジネスメールは簡潔さが命。
- イメージまで共有できれば誤解なく伝わる。
- 発見や違いを盛り込んで文章を面白くする。
- 根拠を示す。
- 過去形と現在形を交ぜると文章がいきいきする。
パレートの法則
- 80:20の法則。おおよその物事は重要な部分の20%を押さえれば、相当いい成果を出せる。
- 重要な部分と大して重要ではない部分がある。
- 7つの基本ルールをますたーできれば、80点の文章を書ける。
- 最重要な20%を見極め、コミットしよう。
- 文章を書くスキルはコミュニケーションスキルの一つ、一生使うスキルになるのでレベルを上げるに越したことはない。