本「デイトレード」からの学びまとめ
  • 負けをコントロールすることが勝者と敗者の差になる。
  • 初心者は負けを恒常的に少額にとどめることはできない。
  • トレーダーの成否のほとんどはいかに損失を排除するかではなく、いかに損失をコントロールできるかにかかっている。より重要なことは、勝者は自らを律する不思議な方法を身につけているということだ。損失をコントロールすることだけに注目する熟練したトレーダーは常に成功する。一言で言えば、損失には芸術的な側面があり、高いレベルでの成功を望むならば、それを完璧に習熟する必要があるのだ。プロのトレーダーとしての成否は、その勝ち方にあるのではなく、いかに負けを「管理可能な」状態にできるかによって決まってくるからである。プロの負け方を学ぶことができれば、後の些事は自然と体をなしてくるものである。
  • 初心者は時に大勝ちすることもあろうが、負ける時には常に大負けなのである。
  • プロのトレーダーがいかに苦しんでいても、彼らの被る損失が非常に少額であれば、彼らが本物であることがわかる。それは高度な技術と厳格な規律を要するものであり、熟練したプロのトレーダー、つまりは勝者の証である。
  • 勝者の証はいかに勝つかではなく、いかにうまく負けるかということにある。負けをコントロールすることができるようになれば、勝ちを求める必要もなくなる。勝利はひとりでについてくるのである。
  • 容易な局面においては注意深く警戒し、正しいことを行う絶え間ない努力によってトレーダーは徐々に人間的ではなくなっていくのである。苦痛と快感、勝利と敗北といった無数の経験によって、トレーダーの思考回路は逆の感じ方をするように訓練されていく。経験を通じて、新たな神経回路が構築され、新たな思考回路、反応、感じ方が構築されていくのだ。
  • 逆の感情、勝った時には嬉しさはなく完全性との乖離を探る、負けた時には新しい学びを得たとワクワクする。
  • 勝ち上がるためには身構えていては駄目で、攻撃され、打ちのめされなければならない。
  • 負けを経験するたびに次に向けて自分が強くなっていることを確認してほしい。起き上がるたびに心が明るくなっていることを認識してほしい。
  • セネカの言葉、我々は逆境を通じて賢くなる、あまりに早くに繁栄を経験すると何が正しいかわからなくなる。
  • 損失を完全に排除することはできない。損失を排除しようとすることは無駄であり、無為に労力を費やすことになる。損失は永遠になくなることはないので損失になれること、損失を管理することを学ばなければならない。
  • あらゆる負けを経験する、多くの挫折、失敗を経験する、これにより自分自身や相場に期待を持たなくなり、待つことができるようになる。
  • トレンドフォローは常に存在する今という瞬間を観察して、それに反応するエクササイズだ。未来を予想するトレーダーは存在すらしないことにあれこれと考える。未来予測に基づいてしか行動できない限り、今、行動する機会を逃す可能性がある。私たちにあるのは今だけである。byスィコータ
  • トレードの中で気づかされることは多い。恐怖や喜びと対峙する中でより自分を知る。自分がいかにメンタル的に脆く、感情に左右されるか思い知る。そして自分の脆さに気づく時、それは成長の大きなチャンスとなる。

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