【橘玲推薦】「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
  • すべき転職とするべきでない転職。これからより転職は当たり前になる。人的資本を築く。知識、経験、人脈、スキルなどを得て、生産性が高まる。雇用主にとってより価値のある存在になれればキャリアアップの転職を望める。自分自身の価値を高め、適切に評価してくれる会社に移ることが重要。
  • 様々な職を渡り歩く方が自分に適したものが何かわかる。早めに転職を多くした人の方がキャリアアップに繋がりやすい統計的データ。仕事経験が15年以上で経験した役職が2つ以下の者が経営幹部になる確率は2%、経験した役職が5つ以上だった者が経営幹部になる確率は18%。
  • 最適停止理論 何十人もの相手から最適な結婚相手を見つけるにはどうしたらいいか。職業探しにも応用できる理論。一生の間にデートできる人数は?その人数の平方根を求める。100人なら10人、最初の10人とデートし、進展をさせない、その10人の中で一番よかった人を覚えておく。そのあと、その人よりも良い人が見つかった場合、その人が最適な結婚相手となる。
  • 職業選択への応用。一生に務めるであろう企業が4だとして2社までは転職をする。その2社のうちでよかった方を覚えておいて、その会社よりもいい会社に転職できたらその会社がベストな会社、職業。
  • 視野狭窄。転職失敗の7割の原因がこれ。いざ自分のことになると十分なリサーチができなくなる。お金につられたり、自己評価ができてなかったり。より多くの人からの意見、アドバイスを聞くべし。
  • お金を奪われないための知識。ピラミッドスキーム。お金を集めて、そのお金を分配する。分配金を受け取り安心してさらに投資する。
  • バーナードマトフのピラミッドスキーム。30年に渡って合法の投資会社を経営。副業として資金運用の仕事をしていた。市場よりわずかに高いリターンを設定。毎年安定してリターンをしていた。市場がどんなに下がっても上がってもリターンを続けた。顧客がどんどん増えていくのでお金は減らない。出金もできる。誰も詐欺に気づかない。リーマンショックのあと、顧客が途絶えた。ここで詐欺が発覚。被害額は1兆7000億円。100%安全な話、うまい話はない。ロジックを怪しむべし。
  • お金を育てよう。誰も未来はわからない。確実なリターンはない。知識を蓄え、投資戦略にそって投資しないと継続的に利益を上げることはできない。
  • 必要以上に稼いでも意味はない。自分に必要なお金はいくらか。それをどのようにしたら最適化できるか考える。
  • 最適停止理論はあらゆることに応用できる。比較する対象が少なすぎるとそのものの価値はわからない。多すぎても決断ができない。そこで便宜上、最適停止理論を使う。この理論が念頭にあれば、初恋の相手を美化する初恋バイアスのような現実には存在しない幻想に惑わされて意思決定を先にしてしまい、後悔するようなケースは少なくなるだろう。

© 2020 – レベルアップまとめ. All rights reserved.