目次
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店舗数ナンバーワンのスターバックス
- スタバは現在、日本における店舗数で日本一。
- ドリンクメニューはコーヒーを中心に40種類。メインのドリップは日替わり。スイーツも提供。
- 様々なトッピングがあり、自分好みにアレンジできる。
スタバの信念 立役者ハワードシュルツの想い
- 創業は1971年。アメリカ、シアトルの小さなコーヒー豆販売店で始まった。2021年現在、83の国と地域に約3万店を出店。
- ハワードシュルツ:ただコーヒーを出すだけでなく、安心して家族や友達と語り合える場所。会社や家の延長にあるような人間関係を築いていける場所を作ろうとした。
- 職場や家庭以外のサードプレイス、第3の場所を構築し、客とのコミュニティを作り上げた。
人と人のつながりを作る 地域活性化の取り組み
- リージョナルランドマークストア:地域を象徴する場所でスタバを出店する。地域の人が他に自慢できるスタバを作る。住んでいた、活用していた人の息吹を残す。元々あったコンセプトを崩さない。きっちり建物をメンテナンスしながら集客して街づくりに貢献する。28店舗を運営。
- 地元限定のフラペチーノを販売。地元のことを調べつくして商品を開発。スタッフからアイデアを募集。商品を作ることが目的ではなく、それを通して店舗スタッフと地元のお客がつながるきっかけになればいいと思った。
- 一番大切なものは存在意義。お客様の日常に活力と潤いを。
- 同じ店を作らない。地元の木材を使ったテーブル、地元のアーティストの活用。なんらかの形で地元とつながれるように。
- 客とのコミュニケーション。配慮を大切にする。マニュアルはない。スタッフが一人一人考えて、接客する。店舗スタッフはパートナーと呼ぶ。
スタバ日本法人CEO/水口貴文の経営術
- MBA取得後、父の経営した靴製造会社に入る。ワンマン経営の多額の借金があった。リストラ、コストカットの末に他社に従業員ごと引き取ってもらった。リストラは辛い経験で出社前に吐くこともあった。利益をしっかり出すこと、利益を出さないと社員を守れないことが学ぶ。
- ルイヴィトンなどで経営に参画し、ブランドビジネスを学ぶ。その後、ハワードシュルツの自叙伝に出会う。創業の理念に感銘を受ける。
- きちんと利益を出して働く人に還元していく。還元していくことで人が成長し、社会にも貢献していく。人が中心にいる会社。人が主役となる店づくり。
- 大切にしているのは会話。4ヶ月に一度スタッフは店長と面談する。どうありたいか、将来何を目指しているかに寄り添う。
- サーバントリーダーシップ:人のために働くリーダー。トップダウンの組織になるとトップのキャパシティーを超える組織にはならない。トップがボトムに仕える、ボトムから成果をあげる仕組みを作る。
- トップダウンがダメな理由、下はリーダーが言っていることを聞くことしかできない。部下が萎縮すると、改善ができなくなる。みんなが言うことを聞くこと、聞くためにはいい質問をすることが重要。
特別なスタバを各地につくる
- 聴覚障害者で運営するスタバを国立に。アラームは振動で知らせる。聴覚障害のあるスタッフにアンケートを取ると聴覚障害者だけでお店をやりたいという意見が多かった。鎌倉でテストしてみると「手話を第一言語として働けるので最高だった」と好評だったので店舗化に至った。
- 京都BAL店。周りに芸術大学が多い。若手のアーティストを支援したいという思いでオープン。お店がギャラリーとして展示できる。
- 個人の目指したいことと会社が目指す方向の接点を発見する。この力ですごいことが起こる。