目次
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人を動かすために最も重要なこと「重要感を持たせる」
- どんな人間も自分はすごい人間だと思いたい願望を持っている。その願望を満たせば人は勝手に動き出す。
- 人間が欲しいものは8つある。健康、食べ物、睡眠、お金、生命、性欲の満足、子孫繁栄、自己の重要感。
- 一つ満たすのが難しいのが自己の重要感。自分は重要な人間だと思いたい願望。
- 出世したいのも、役職にこだわるのも、高級時計を買うのも、高級車に乗るのも、タワーマンションに住むのもお金を必要以上に稼ぐのも全て、この自己を重要な人間だと思いたい願望からくる。
- 自分は重要な人間だと思わせてあげることが人の心を掴み、人を動かすための秘訣、最大の原則となる。
相手を褒める
- 自分がこだわっているところを褒められると誰でも嬉しい。変化に気づいて褒めてもらえると、自分は見られている、相手にとって重要な存在なのだと感じることができる。
- 強制させて人を動かしても長く続かない。
- 適当に褒めても効果はない、逆効果になる場合もある。相手が注目してほしいところを見極めて、褒めること。相手の心にぴったりとはまる褒め言葉を探す。
- どんな人でもここは他人より優れていると思っている箇所が必ずある、そこを褒めればいい。
意識して他人のことを考える、相手の気持ちになる
- 相手はわざわざ、ここを褒めてほしいとか気づいてほしいとか口にしない。意識して他人のことを考えることが必要。
- 人は24時間、ほとんど自分のことしか考えない。だからこそ、自分の髪型、自分の気持ち、自分の変化を気にかけてくれる人を誰もが求める。
- 何が変化してするか、何が意識して変わったかを見つけ出して本心から褒める。
- 毎日一回は心の中で思った誠実な褒め言葉を必ず口に出してみる。
相手を非難したり、説教をしたりしない
- これは自己重要感を削る行為になる。
- 人間というのはたとえ自分がどんなに間違っていたとしても決して自分が悪いとは認めない。
- 殺人犯でさえ自分を正しい、しかたなかったと思う。
- 相手を非難したり、論破してもプラスの効果はない。その代わり相手を理解するように努める。
- 相手を説教したり、論破して相手を変えられるという思い込みを捨てよう。
人に好かれる6原則
- 1,関心を寄せる。犬のように純粋に相手に関心を寄せる。相手に興味があることをわかりやすく表現しよう。話すときもあなたと話せて嬉しいという気持ちがちゃんと伝わるようにしよう。
- 2,笑顔をわすれない。笑顔は声にのって相手に伝わる。人間は笑顔を心で求めている。笑いたくないときは無理にでも笑うこと。気持ちが変わってくる。
- 3,名前を覚える。人間は自分の名前に興味を持っている。自分の名前を覚えてくれているだけで気分がいい。相手を呼ぶ時は必ず名前で呼ぶこと。
- 4,聞き手に回る。自分の話を聞いてくれる人を人は好きになる。相手の話を熱心に聞く、質問する、姿勢よく聞く。人の話を聞くというのはそれだけで相手を満足させる。
- 5,相手が何に関心があるか見極める。相手が関心のある話題を広げてあげる。相手の話したいことを話させる。
- 6,心から褒める。みんな褒められたい。自分がしてほしいことを相手にもしてあげよう。
人を説得する方法
- 1,議論を避ける。議論に勝つ方法は議論を避けるしかない。論破すると相手は怒り、恨みを持つ。人間は誰も自分を間違っていないと思っている。とにかく言い返さず、議論を避けよう。
- 2,相手に喋らせる。議論を避けるは無視しろということではない。言い返さずにただ相手の話を聞いてやる。まずは相手が言いたいことをまず聞いてあげること。否定せずに聞くこと。誠意を持って聞いてやる。どんなに納得のいかない話でも、言い返さなくていい、頭の中ではスルーしながら誠実に聞いて相手に喋らせる。そうすれば相手は話を聞いてくれた相手に感謝するようになる。
- 3,自分から謝る。わかり合えないと思ったときはまず自分から謝ってみる。言い返せば怒るだけ。終わらせる。負けるが勝ち。自分の中の正しさに執着しない。
- 4,穏やかに話す。北風と太陽の話のように、乱暴に厳しい態度で人を動かそうとしてもより頑固になる。とにかく穏やかに対処すること。
- 5,相手の身になって同情する。何が原因になっているか仮説をたてる。相手の思っていることを知ることができれば同情ができる、そうすると相手は機嫌がよくなり協力的になる。
- 6,YESと答えられる質問をする。YESというほど心は肯定的な方向へ動いていく。相手の気持ちになって何がYESか考える。
- 7,美しい心情に呼びかける。君は約束を破る人ではないと信じてるよなど。期待に答えたくなっていく。相手を立派な人とみなして取引をする。