- 2020年12月21日 FRBがFOMCで政策金利を据え置きに、量的緩和の維持を発表。これはサプライズではない。長期金利が急騰するリスクが低下したのでハイパーグロースが暴落するリスクは消滅した。強気相場を後押しする。
- 長期国債の年限の長期化は見送られた。これはコロナワクチンの普及で景気が上振れする可能性があるから。上振れすれば期待インフレ率が上昇、長期金利が急騰してしまいかねない。金利が上昇すると投資に消極的になるので景気の腰折れリスクになる。よって長期国債の年限の長期化というカードは温存しておくことが妥当と判断された。
- 投資家が長期金利をきにするのは、景気の腰折れリスクの他に株式のバリュエーションがある。割高割安の話。長期金利とバリュエーションは逆相関。長期金利が上昇するとPERは低下する。
- 今後コロナワクチンの普及が遅くなれば景気悪化を理由に長期金利が急落する可能性はある。景気の下振れリスク。
- 量的緩和。市中銀行から大量の債権を買い入れることで民間経済に大量の資金を供給すること。一部の資金は株式に流入する。
- テーパータントラム。量的緩和縮小や利上げといった金融政策の変更でマーケットが暴落すること。これを避けるために決断をするずっと前からアナウンスすることをFRBは約束した。
- ドル安が加速。米国の景気拡大期待、金利低水準。お金は金利の低いところから高いところに動く。
- ビットコインの上昇。ペイパルの参入が大きい。決済手段として使うと答えた人が6割。使用量が増えれば価格は安定しやすくなり、より多くの投資家が入って来やすくなる。